日時 2022年2月13日(日)

場所 桶川市坂田コミュニティセンター隣接の「わくわくファーム桶川」

内容 「畑の片付け・鍬と耕運機体験」

ゲスト 萩原哲哉さん(ファーム・インさぎ山)

3日前に降り積もった雪はすっかりとけたものの、空気は冷たく寒い一日になりました。畑には9月に植えたブロッコリー、キャベツ、芽キャベツが寒さに耐えながらみんなを待っていました。10月に種をまいたほうれん草は年末までは元気に育っていましたが、年明け早々の雪に埋もれ、その雪がとけた時には半分以上が姿を消していました。自然の力の大きさには、なす術もありませんでした。

秋冬コース最終回の今日は畑に残った野菜をみんなで収穫しました。

ブロッコリーやキャベツは大きな葉をつけたまま収穫しました。ブロッコリーもキャベツもこんなにたくさんの大きな葉がついているのです。お店に並ぶきれいな形になるように農家の方はたくさんの葉を落として処分しているのです。あらためて農家の方達の大変な苦労を感じました。

 

 

 

 

収穫が終わったら鍬と耕運機の体験です。今回指導していただくのは見沼たんぼ(さいたま市)の近くで野菜農家をされている萩原哲哉さんです。鍬の持ち方や、土を起こす時はテコの原理を使うのだということを教えていただきました。ほとんどのお友達は初めての経験でしたが、みんな上手で力強く鍬を振り下ろして、畝がきれいに耕されていきました。

 

次は耕運機体験です。萩原さん自家製の堆肥(枯葉、小豆カス、わら、ぬか、馬糞などを1年近く発酵させたもの)をバケツに20杯、畑にまんべんなくまきました。耕運機はスイスイ進んであっというまに畑の土はフカフカになりました。きれいになった畑には3月にじゃがいもの種芋を植える予定です。

 

 

 

最後の解散式では甘酒で体を温めながら、みなさんから一言ずつ感想をいただきました。

 

9月からの6ヶ月間、みなさんと野菜を育て、収穫し、その野菜を使ってお料理を楽しみました。

「畑からキッチンへ」を実感していただけたことと思います。みなさん、ありがとうございました。

(参加者の感想から)

・子ども達は料理も畑作業も楽しんでいました。その点、食育という面でとても役にたちました。

・正月のことや月見団子のことなど我々大人も知らなかったことが勉強になりました。(父)

・家で「なんで今日はこれ食べなきゃなんないの?」という話になった時、松成さんが毎回食材を赤、黄、緑と子ども達に聞いてくれたことが、

すごく腑に落ちて毎日の役に立っています。(母)

・この連続講座で農家さんの苦労を一から知ることができて私もいい勉強になりました。(母)

・楽しかったです。一番がローストチキンです。最初の野菜の時も楽しかった。3月はなあに?(4歳)

 報告: 安澤 寛子