CONTENTS  
 1)みそ作り、大にぎわい
 2)ようこそ! 子どもレストランへ
 3)ひとつの「パン」を囲んで

やっと、春がすぐそこにいるらしい陽気になってきましたね。

でも、今日はあの大きな震災から3年目の日。さすがに
普通の心持ちのままでは過ごせません。
春の到来を疑うことなく卒業式や進学の準備をしていた
子どもたちが体に、心に、大きな痛みを刻んでしまいました。
私たちができることは、まず、情報を共有して、共感すること。
もぐもぐでは、毎月、福島の農産物を情報とともに取り寄せて
自分たちの食卓に持ち帰り続けることからはじめています。
今年はさらに、福島の農業高校生や農業者ともっと近くで
話ができないかと考えています。

一方で、今年の冬は地元埼玉県も大きな被害を受けました。
地元の食べ物生産が途絶えないよう、買い続けなければ
と思います。

さて、去る2月、家族単位で参加していただいたみそ作りは
おかげさまで大盛況。講師の萩原さとみさんから、みそは
「大豆」「米(麹)」「塩」の3つで作ると聞いて、大人も一緒に
「え、それだけ?」。しっかりつぶして混ぜて、容器にぎゅう、と
押し込んだら、「いつまで待ったら食べていいの?」と子どもから
ママから、パパから質問が寄せられ、みんなで夏越えを
楽しみにしながら大きな保存容器を抱えて解散しました。
容器の中では1月のメルマガでお話した「アスペルギウス・オリゼ」
という日本独特のカビが大活躍していることでしょう。
報告!作って楽しい食べておいしい手づくりみそ

2月から3月にわたって3回コースで開催されたのが
「ようこそ! 子どもレストランへ」です。去年の大好評を受け
今年も蕨市旭町公民館(くるる)の講座として開催しました。
副題は、子ども食育教室「はじめての料理教室」なので
対象は小学1年以上。包丁の練習には大根を使い、
その大根はスープに仕立てます。2回目はもう少し進んだ
料理に挑戦し、なんと3日目は両親をお招きして、小さな
シェフがちょっと緊張気味に活躍します。
たった3回ですが、ここでの楽しさは家での繰り返しにつながり
腕はめきめき上がります。そしてわが子が食事に招いてくれる。
「くるる」のスタッフと一緒に練った企画ですが、あと10年早かったら
私もぜひ、蕨市民になって申し込みたい楽しい企画です。
参加者は親子ともども、「作ることって楽しい」「子どもが
こんなにできるとは」と発見の多い体験だったようです。
来年も開催予定です。

さてさて、最後は「みんなでひとつの味を囲む」ロデヴの会。
ブロートハイムではもう3回目だというのに、なんとほのぼのと
みんなが幸せになることでしょう。「同じものを美味しいと思う人が
集う幸せ」「この会が3日おきにあれば、会社に元気に通えるのに」
「大宮のドンクで見つけて、思わずきゃあ、と声を出しちゃった」
などと笑いが絶えない会でした。
ロデヴの会は、4月は15日に神戸、26日に大阪で、5月8日は熊本でも
開催です。6月は東京、7月京都、8月・・・・・と続々予定が詰まっています。
詳しくは、以下にアクセスしてみてください。
パン・ド・ロデヴ普及委員会

松成 容子 (NPO法人 食育研究会Mogu Mogu 代表)