10月3日(金)の夜、大人の食育「十三夜に日本料理をコースで味わう会」を
上野水月ホテル鴎外荘で開催いたしました。

今回はまさに大人の食育!

十三夜のしつらい、そのうえお月様も私たちのために照り輝き、
美味しい懐石料理をあじわいながらの楽しい一夜でした。

十五夜と十三夜はどんな違いがあるのかしら? 
そんなミニ講座もあり、お月見の意味の再確認ができました。

鴎外荘のおかみ中村様より森鴎外の文学についてお話を伺い、
親交の深かった幸田露伴や斉藤緑雨の立ち入った庭園を見学し、
文学の世界に酔ったひとときでした。

またサプライズでオーボエの生演奏も聞かれ、
秋の夜長の風情が感じられました。

お料理はお月見にちなんだ懐石料理を大河原料理長より
詳しく説明していただきました。

食前酒の菊花酒から始まり、
月見秋彩と秋の味覚をふんだんに取り入れたお料理に
皆様美味しい!風情があるね!という言葉が聞かれました。

会終了後、皆様から
「ゆったりとした時間の中で、美味しい本格的な懐石料理が味わえて、
思い出に残る夜になった」との感想がたくさん聞かれました。

現在は、大人も子どもも忙しい時代。
うっかりすると月夜を見上げる余裕も生活から失ってしまいます。

まずこんな夜を大人が「いいものだ」と自ら感動し、
日本の文化を再認識して秋にちなんだ収穫物(この日は栗、里芋、柿、ぶどう)や
団子を月に供える。
そんな風景が家庭の中でくり返せますようにと祈った1日でした。

今回のイベントが紹介されています。
こちらのサイトもよければ、ご覧ください。
おでかけ女史組