食育研究会 Mogu Moguの考える「いまどきの食育」
おいしいねっ!
食は、健康な心とからだづくりの基本です。
でも、毎日のことだから、むずかしくなく、楽しめるのがいい。
ニコニコ、だいたい、いろいろ が大事。
「おいしいねっ」といえる環境を増やしたい。
食べ物の背景が想像できる人を増やしたい。
これらを目標にもぐもぐは
幅広いテーマでカラダが喜ぶ「体験重視」型のイベントを組んでいます。
百聞は一見にしかず。さあ、一緒においしい体験しませんか?
もぐもぐの5つの視点
1.食品(素材&加工品)を上手に選ぼう、買おう
たとえば今日、野菜やくだものの旬は、こちらから探さなければ、なかなか分からなくなってきました。産地も1ヵ所というものもあれば、初物が南の産地から届き、少し経つとその産地が九州から四国、本州、そして北海道へと移動するといったこともご存じですか? たとえばじゃがいも。たとえばメロン。季節がずれると海外の産地から届くものも多くあります。そんな日本の事情から、農薬や肥料のこと、栽培法や味の違いなど、知っておきたいですね。加工品も同じ。
また、食品の浪費はしたくないから、選ぶ時には量も大切にしたい。Mogu Moguは食の範疇から環境に対する視野も育てていきます。
2.栄養のことを正しく知ろう
「からだにいい」といわれる食品は、いっぱいあります。でも、テレビやうわさに流されていませんか? もう一度しっかり栄養学の基礎を確認して、「●●が足りない」などという言葉に過剰反応することなく、「自分の体と食生活」が、きちんと自分で確認できるようになりたいものです。
Mogu Moguでは、毎回の料理で栄養バランスのお話をします。小さな子どもたちにもわかるように、楽しい教材を使います。
3.料理ができるようになろう
人間誰しも、せめて自分の口ぐらい、自分で満たせる技術を身につけなければなりません。家族が旅行に行ったり病気になったとき、老後、一人になることだってあるかもしれません。卵ひとつで何種類の調理法を思いつけるかな? 「ひとつ覚えの料理に飽き飽き」なんて、情けない食生活にならないためにも、老若男女、生きている限り料理はできないより、ちょっとはできたほうがいいですよね。
4.楽しく食べよう(心の栄養)
1904年に書かれた料理小説「食道楽」のなかにもあります。「おなかにいい食べ方は、愉快に食べること」、と。家族や友人とテーブルを囲んだら、話題は楽しく。そして、人に不快感を与えないためのマナーも大切です。
5.自分のまわりの旬や行事、食文化を知ろう
自分の住んでいるエリアの特産物をご存じですか? 季節の行事食は語れますか? 国際人として羽ばたく前に、「自分はどんな気候風土の中で、どんな食べ物に育てられたのか」を確認できているといいですね。地産地消もそのひとつ。自分を大事にすることで、他者も大事にできる。「ぼくの故郷の味もなかなかだが、君んところのこの味もいいねぇ」。そんな会話ができる人が増えるように、Mogu Moguでは地元の産物と年間行事を取り入れています。
日本の中だけでもいろんな風習があります。それぞれを大事に。でも、よくわからないときはジャパニーズスタンダードでいいじゃないですか。