◌日時:2024年9月8日(日) 10:30~13:30
◌場所:桶川市 坂田コミュニティーセンター調理室&菜園「わくわくファーム桶川」
◌内容:夏野菜の収穫体験、ピザを生地から作りピザ窯で焼いて試食
+かぼちゃのスープ、畑のハーブ(レモンバーベナ)の冷茶
◌講師:松成 容子(当会代表理事) 

◆畑の夏野菜を収穫!!

9月に入ってもまだまだ暑い日が続いています。畑には、赤黄緑のカラフルなピーマン、枝いっぱいに実った枝豆、さらに3種類のかぼちゃは葉を畑いっぱいに広げていました。収穫したピーマンと枝豆はピザのトッピングに使います。かぼちゃは大きく実ったものが3つ。代表で2人ずつ協力して収穫しました。夏の野菜は青々としていて畑を彩ってくれていました。
さて、皆さんが収穫している横で、ピザを焼くための窯の準備が進んでいます。

 

 

◆ピザを生地から作ろう!

外から持ち帰った夏野菜にはちょっと休んでもらって、その間にピザ生地を小麦粉から作ります。
やり方は簡単!   ビニール袋に粉類、パン酵母、塩、砂糖、それに空気も入れて口をしっかり閉じます。さあ振ろう。カシャ、カシャ、カシャ。

続いて水を入れて、また振ります。全体に水が回ったら最後にオリーブオイルも。ここまでビニール袋の中で混ぜ合わすので、机も床も汚れません。

 

このあと、机の上に出して、もんで、もんで、生地がツヤツヤになったらボウルに入れて20分。気温の高い夏らしく生地はどんどん膨らんできます。一度外に出して、生地を軽くパンパンとたたくと空気が抜けます。もう一度20分の発酵。さあこれで広げればピザ台の出来上がりです。
ピザ窯に入るのは直径20㎝まで。生地を広げたらトマトソースを塗って好きな野菜やソーセージ、ベーコン、そしてチーズをのせて、熱々に温められた畑のピザ窯に各自で持って行きます。
野菜は自分たちが採ってきた枝豆にカラフルピーマン。かぼちゃも少しだけスライスして配りました。さらにもぐもぐからミニトマトとコーン、畑でできなかったズッキーニも買ってきて配りました。飛び入り参加の鉢植えバジルも足すと、もうピザ台の上は山盛りです。
「これを自分で焼くんだ。」「全部自分で作ったんだよ。」
子どもたちの自慢気な笑顔は、この日の太陽に負けないくらいキラキラ輝いていました。

 

 

 

 

 

  

  

 

◆いよいよピザ窯へ・・・!!

トッピングを終えたピザをもって再び、畑へ。窯の中にそっと置くと、上にのせたチーズがフツフツとおいしそうに溶けて、いい焼き色に仕上がります。
この日のピザ窯は3基。そのうち1つは、いつもは参加者側にいた大江さんのパパです。
順番を待つ人も焼く人も、夏の暑さで顔が真っ赤。それでもみんな達成感に満ちた顔つきです。
ピザカッターで切れ目を入れたらさあ、お部屋に戻って、家族そろっていただきます!

  

 

 

 

 

  

 

  • 特別ゲストも大喜び

実はこの日、会場の坂田コミュニティーセンターではダンスフェスも催され、多くの人人出。通りがかりのお客さんにも、焼き立てピザを楽しんでもらいたくて、お手製の生地を用意していました。

たまたま通りかかった親子連れも、自分で生地を延ばしてトッピング。焼けるところをジー―ッと見守って、出来上がりを受け取った時の笑顔と言ったら!!

  

 

 

畑で作物を見て、それを自分の手でピザに『畑からキッチンまでの連続性』の感動を、ずーっと覚えててくれますように。

途中でお話した小麦の収穫時期のこと、そのとき茶色く実った麦畑の風景を「麦秋」ということ、小麦にも種類がたくさんあって、いままではパンやピザ用には輸入の小麦が多く使われてきたけれど、いまでは日本でもたくさんの種類の小麦が育てられていることも、アンケートにはたくさんの人が「初めて知った」と書いてくれました。

なにもかも、スーパーにある時代だからこそ、原点を、その向こう側を、想像できる人であってほしいと、もぐもぐは願っています。

  

参加者のみなさんの声

○枝豆のクキがかたくて、とるのが大変で楽しかった(小3女子 志木市)
〇ピーマンの色がきれいだった (4才男の子 蓮田市)
◌ピザ生地の中に菌がいて、それが食べれると知っておどろいた(小3女子 志木市)
◌パン生地が膨らむのがおもしろかったです(小3 女子 さいたま市)
◌ピザがあんなに大変だとは思わなかった(小1男子 さいたま市)
・野菜の育ち方を子どもたちに見せることができた(桶川市 父)
・野菜の出来が天気に左右されることがよくわかり、買う野菜がどんなに手をかけて育てられているのだろうかと思った(桶川市 母)
・収穫した野菜をすぐに調理でき、新鮮なまま食べられる貴重な体験でした。これからも続けてください(さいたま市 父)
・枝豆のなっているところを見たのが初めてでした。じっくり見ました(さいたま市 母)
・小麦の収穫時期を知りませんでした。埼玉県の小麦がハナマンテンと初めて知りました(新座市 母)
・畑に虫が多く、野菜を育てるのは大変なことだと思った(入間市 母)