◌日時:2024年11月4日(祝月) 10:30~13:30
◌場所:桶川市 坂田コミュニティーセンター調理室&菜園「わくわくファーム桶川」
◌内容:落花生の収穫体験、こんにゃく芋を掘って、芋からこんにゃくを作る。
お正月に向けて手綱こんにゃくを作る練習と、炒り鶏試食
◌講師:秀島清子(当会副代表) + 松成容子(当会代表理事)
◆こんにゃく畑で○○と~れ~たぁ♪
テレビコマーシャルで、ハワイアン姿のお姉さんたちが、緑の畑でフラダンスを踊りながら ♪こんにゃく 畑で フルーツと~れ~た♪ と音楽に合わせて踊っているのを見たことは、きっと誰でもあると思います。
ただ、ぼおっと見ていると、あれは何の畑か?? 歌の意味も分かっていないかも?
あの緑の葉っぱは、実はこんにゃく芋の葉っぱです。
ただ、ぼおっと「こんにゃくはダイエットに良い」「お腹をお掃除してくれる」とだけ思ってこんにゃくを食べている人、多いかもしれませんね。そ、こんにゃくは畑で育てた芋から作るのです。
食べ物の一歩奥を知って「はっ」としてほしい。そう思っているもぐもぐは、10数年ぶりにこんにゃくづくりをテーマに選びました。今はもぐもぐの畑もあるのですから、芋育てから始めようと、芋をこんにゃく農家から買って植えたのが5月。わくわくファーム桶川には5個、念のためにと、事務局長の町田家の庭に1個、松成代表宅の植木鉢で1個。
順調に育っていた時の姿が下の写真です。
ほぼ、同じ時期に植えた畑と植木鉢。途中までは元気だったものの、初夏の豪雨、高温など異常気象が耐え切れず、葉っぱはだんだん色が落ち・・・・秋にはもうどこに植えたかわからないほど、茎も葉も朽ちてなくなってしまいました。
植木鉢も同様。ただひとつ、町田家のこんにゃく芋1個だけが順当に葉が色づき、次期相応に枯れて、収穫できました。 でも掘り出した町田さんはなんだかとっても不安そう・・。
「なんか、タコみたいに足が付いてるんですけど・・・・」 え???
実は、これとは別に、イベント用にこんにゃく農家が育てたこんにゃく芋もいくつか手配していました。どれも足は生えてなかったけど、ぽきぽき折った跡があって、一安心。育ててみないと気が付かない事ってあるんですね。
わくわくファーム桶川も、念のために掘ってみたら、5個植えたうちの3個は「いも」の形で見つかりました。ただ、スコップで割ってしまったのもあるので、来年に持ち越せそうなのは・・・・さて、どうでしょうね? 楽しみにしててください!
◆畑からキッチンへ <落花生の巻>
さて、当日はやることが多くて大変。
まずは落花生を収穫します。さすがのもぐもぐキッズは、多くのお友達が「落花生は土の中にできる」と知っていました。そして、引き抜いたら殻をはさみで切って、調理室に持ち込みます。
さっそく殻をむいてお米と一緒に炊いて「落花生ごはん」にします。
落花生がよく熟して、薄皮がもっと色づいていれば、桜色のごはんになるのですが、今回は11月までしっかり畑で待ったのに、なぜか実りも少ないし、色づきもイマイチ。畑と付き合うと、気候との付き合い方の難しさが本当によくわかります。
◆畑からキッチンへ<こんにゃくの巻>
こんにゃく芋は、ほぼかぼちゃと同じくらいのサイズです。土が残らないようによく洗って、火通りをよくするために薄く切って、茹でます。
それをミキサーで水と一緒にガーーーっとつぶしてボウルにあけたら、どろどろに。そこに,凝固剤を加えてよく混ぜます。
「えーっ、これがこんにゃくになるのぉ?」
と不安なような、楽しみなような声があちこちから聞こえます。
そのどろどろを、好きなだけ四角い箱に入れて直方体にしたり、両手でお団子にしたり、自由気まま。ただし、こんにゃく芋に素手でさわると手がかゆくなるのでビニール手袋は欠かせません。
かたまったら、お湯の中でしばらく茹でてえぐみが抜けたら完成です!
時間が足りなかったので、お家でゆでたファミリーからは「持ち帰るときは軟らかかったけど、茹でたらしっかりかたまって、おいしいさしみこんにゃく、家族全員でいただきました」と写真が来ました。
途中の待ち時間に、市販のこんにゃくで手綱こんにゃくに挑戦。お正月も近いので、ぜひ、炒り鶏にこれを入れておせちの一品に添えてほしいと、もぐもぐスタッフ大忙しで一品作り足しました。
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参加者のみなさんの声
○落花生の殻があんなにかたいんだ、と思った (小1男子 さいたま市)
○落花生は強く引っこ抜くと実がすべて落ちてしまってむずかしかった(小3女子さいたま市)
○こんにゃくはにおいがきつくて,鼻がおかしくなりそうだった (小3女子 さいたま市)
○こんにゃくの葉っぱがすごかった(小1 男子子 さいたま市)
●こんにゃくづくりは思った以上に時間がかかった (桶川市 父)
●娘がこんにゃくが好きなので、できる工程を体験させてあげられてよかった(さいたま市 母)
●こんにゃくができるまでに、さまざまな手間がかかっていることが改めて確認できた。(東松山市 母)
●こんにゃく芋の見た目が思ったよりゴツゴツすぎて、パッと見、芋というよりかたまりという感じでびっくりした。 (さいたま市 母)