◌日時:2025年7月27日(日) 9:30~14:00
◌場所:さいたま市 パレスホテル大宮 フランス料理「クラウンレストラン」、宴会用大厨房
◌内容: 伊達鶏のローストチキンづくり&フルコースでテーブルマナーを学ぶ
◌講師:毛塚智之(パレスホテル大宮総料理長)
中澤清治(パレスホテル大宮 クラウンレストラン支配人)
菅野将行(伊達物産 東京営業部部長)
・協力:小野景司(パレスホテル大宮 クラウンレストランシェフ)
・協賛:7パレスホテル大宮、伊達物産
◆ホテルの厨房は広くて基地のよう、がんばるぞリトルシェフ!
昨年大好評だったローストチキンを作る&フルコースでテーブルマナーを学ぶ、盛りだくさんなこのイベント。今年はさらに大好評でメイン会場の隣の個室までめいいっぱい使っての開催です。
エプロンと三角巾で身支度してホテル3Fの大きな厨房に向かいます。普段は見ることのできないホテルの裏側。銀色の大きな冷蔵庫、広い調理台、何個も火口のあるコンロ、背より高いオーブンなどがそろったプロの設備の中で、皆ワクワクしてます。
ここで毛塚シェフの登場です。今回のイベント参加理由は、「また毛塚シェフに会いたいから。」というご家族がいらっしゃるほどの人気ぶりです。
シェフは華麗な手さばきで伊達鶏を部位に解体していきます。おっ、だんだんとスーパーのケースに並んでいる、見たことある形の肉になってきました。
丸のままの鶏を初めて見たというお友達もいっぱいいました。そして何より鶏の大きさと重さにびっくりしていました。
伊達鶏は若鶏と地鶏のいいとこどりをした鶏で、飼育日数や飼料にこだわり、その味わいはジューシーで味と旨味が濃いとプロの間で人気です。その大きな丸のままの鶏を1人一個ずつローストチキンにしていきます。塩を勇気がいるほどたっぷりと手にとり「美味しくなぁれ、美味しくなぁれ」と塗り込みます。
鶏の脚の部分に竹ひごを指してピョット立てるのがローストチキンを美味しそうに見せるポイント。かっこいいけど難しい!
180度で40分焼きまーす。大仕事の後でお腹がすいてきました。後はチキンの焼き上げはプロにお願いしてテーブルマナーに戻ります。
◆フランス料理で学びがいっぱいのテーブルマナー
エプロンをとったら、背筋を伸ばしてフランス料理のフルコースが始まります。
ずらっと並んだフォークにナイフにスプーンに、見ただけで緊張してしまいます。そこで登場したのが中澤支配人。ナプキンの使い方、スプーンの使い方をやさしく丁寧に教えてくれます。
スープはスプーンで飲みます、ナイフとフォークをハの字に置くと『まだ食べています』40分のところに揃えて置くと『ごちそうさま』の意味、パンはかじらないで一口大に手でちぎります等々。
手塚シェフはナイフとフォークを使うのが難しいお友達をやさしくサポートしてくれます。そして言います「食事で一番大切なのは楽しむことですよ、そして一緒に食事をする人が嫌な思いをしないこと、それがテーブルマナーです」。
食事が終わる頃ローストチキンが焼きあがってきました。美味しそうな色と匂いでまた食欲がわいてきます。毛塚シェフが切り分けながらおうちでの美味しい食べ方を教えてくれます。フルコースの後なのに、焼きたてのローストチキンの味見はするっと入ってしまいました。
終わりにはひとりひとり終了証書をいただき、大仕事をしたような誇らしい気分になりました。(報告者 松浦美恵子)
★参加者アンケートより
〇ホテルのキッチンがひろくてびっくりした(新座市 年長)
〇初めて本場のダテドリをさわったり調理して、いつも作ってくれている人の気持ちが分かりました(さいたま市 5年生)
〇鳥はすべてのぶいが使えるのがびっくりしました(白岡市 3年生)
〇スープの食べ方がすごくむずかしかったです(大宮市 4年生)
〇(テーブルマナーが)結婚式の時に使えるからよかった(草加市 高校1年生)
- 鶏が出荷されるまで30日~長くても75日頃までの命という事を知り、命をいただくことについて改めて考えさせられました(川越市 母)
- プロのシェフたちを目の前で見ることができ「すごい」オーラを感じました。食の凄さ、感謝の気持ちをたくさん感じることができました(川越市 母)
- お料理がとてもおいしくて、偏食の子供で普段食べたことのないものもチャレンジさせられてよかったです(新座市 母)