8月25日(火)、今夏のもぐもぐパン教室は、新宿駅から程近い、日本製粉株式会社のプロ用の設備の中で開催しました。

先生は、去年の父の日、さいたま市で動物パンやメロンパンを教えてくださった
布施修シェフ。実は布施氏、ジャパンプロフェッショナルベーカーズ友の会(略してJPB)という、日本でもっとも大きなプロのパン技術者組織の副代表幹事だったのです。
ということで、今年は、そのJPBともぐもぐの共催としての開催が実現しました。

JPBは文字通りプロ集団。
当然、レシピも、使う道具も、材料も、プロ専用です。
当日のお手伝いも名だたるホテルのシェフたちがご協力くださり、
本物に見て、触れて、さらにアドバイスも一流のプロの一言がもらえたという
贅沢な一日でした。

作ったものは、まず、粉から各自で練り上げるフォカッチャ。
指で孔を開けて、バジルソースをぬって、野菜をトッピング。
おいしいランチになりました。

続いて、プロの大きなミキサーで8キロ近い生地(メロンパン約155個分)が
練られていくシーンを見ました。

これが発酵してふわふわに膨らんだところで、
布施シェフが「さあ、さわっていいよー」の掛け声。
子どもたちは背のびしながら高い台の上に手を出して、ぽよん、ぽよんと弾む生地の感触を楽しんでいました。

この生地はみんなに配られ、メロンの皮を張って筋をつけたらメロンパンの完成です。
メロンパンにならなかった残りの生地は、プロ集団が眼にもとまらぬ速さで
アンパンに仕上げていきました。(これは、メロンパンと共におみやげになりました!)

途中、サプライズでフランスパンの成形もみんなで体験。
オーブンに入れるダイナミックなシーンには、思わず親も子も、見とれてしまいました
(これも、おみやげ!)

さらに、途中、日本製粉の吉屋さんが、
「小麦粉は、外国から旅をして日本にきます」とお話してくれました。
麦の粒の色、米と違って粉にして食べる理由、グルテンが出来ること、種類がものすごく
あって、「小麦粉」は作りたいものに合わせて作りあげていくものだ、ということ、
さらにベニヤ板の接着剤にも使われている話など、
子どもたちは「あー、もっと夏休みの早くにこの会をしてくれたら、研究になったのに」と残念がっていました。

ということで、来年はもっと早い日程で計画することになりました。
プロ集団のJPBのみなさんは、実は全員、家に帰れば同じくらいの子どもたちのパパです。
(布施シェフはおじいちゃん!!) 
参加者の緊張を和らげるように終始優しく、見守ってくださり、
アツい1日は無事、終ることができました。