場所は、上野の水月ホテル鴎外荘の、かつて森鴎外が暮らした日本間「舞姫の間」。
女将より、鴎外の半生や、鴎外邸の歴史の話を伺いながら、
しばし、昔に思いを馳せました。

時は9月25日。十五夜の二日前。
日常の忙しさをちょっと忘れ、
日本人が昔から大切にしてきた「お月見」の行事を楽しもうと、
大人の皆さんが集まりました。

残念ながら、この日は雨が降っていてお月さまはみえませんでしたが、
本当の十五夜の日に、またそれぞれお月見しましょう、と話しました。
ここで、お月見のしつらえと由来について、あらためて確認しあいました。

そしてメインは、日本料理をたっぷり堪能すること。
心のこもった料理をおもてなしくださったのは、総料理長の大河原 実氏。

当会の理事でもある大河原総料理長は、日本食文化の継承を大切に思うもぐもぐの活動に賛同し、たくさんの協力をしてくださっています。

この日も、すばらしい料理が次々と並び、
「月見の宴」と書かれた総料理長直筆のお品書きに添って、
1つ1つの料理や食材について説明してくださいました。
季節感のある目にも舌にも楽しめるお食事でした。


秋彩 十五夜のいろどり


水菓子 安納芋ブリュレ、わらび餅

心もお腹も大いに満たされたひとときでした。