2015年10月18日の日曜日、さいたま市緑区プラザイーストのキッチンスタジオで、親子のパン教室を開催しました。
指導役は横浜ベイシェラトンホテル&タワーズの森広竜司シェフ。
お手伝いは 同ホテルを経て川口で「ケイズベーカリー」をオープンさせた鹿島崇シェフです。
作ったパンは2種類。
ともに親子単位で粉から手作りしました(けっこうたいへん!)。
午前中に作ったのはピタです。こねて、こねて、たたんで、たたんで、丸く延ばしてオーブンへ。「ドラえもんのポケットになる?」といいながらオーブンを覗き込む子どもたちの期待にこたえて、パンはぷーーーっと膨らみました。
丸いパンを半分に切ったら立派なポケットの出来上がり。中には用意されたお手製のタンドリーチキンと生野菜を入れてランチにしました。
昼からは、食事前に仕込んでおいた菓子パン生地の切り分けです。
この生地は、バーン、バーンと叩いて、叩いて、待って、待って、ふんわりパンに仕上げます。おなかが空いてたときの作業だったので、ちょっときつかったなあ・・・・。
でも、切り分けた生地の丸め方をシェフに習い、その上にみんなで作ったビスキー生地を絞り出して、これがオーブンの中でたらりんととけたら、シャポー(帽子)になりました。「わあ、なった、なった」とみんな笑顔です。
シェフが作っても、自分たちが作っても、ちゃんとポケットパンになったこと。
自分たちのつくったシャポーも、スンごく美味しかったこと。
プロの手元が見られたこと。
パンが焼けるいいにおいに包まれたこと。
全部素敵な思い出になりました。
ランチのピタにも、おやつに焼き上がったシャポーにも「おいしいね」の花が咲き、プロの森広シェフからは「材料はきちんと図る」「無駄にしない」「温度が大切」など、パン作りの大切なポイントも教わりました。
「丸めって、私も毎日やったらうまくなる? シェフは何十個くらいつくるの?」の質問に
「一番多いときで一日2000個くらいかな」の答え。お父さんもお母さんも、みんなで「無理、無理、無理!」
「パンて、時間がかかってたいへん」「普通に買える材料でこんなに美味しいパンが出来るのね」「さすが、プロは見事だわ」「パンて、いろんなつくり方があるのね」という感想と共に、「家でも作ってみたい」と言ってくれたこどもアンケート結果93%。
穏やかな表情のシェフに笑みが浮かびました。