○日 時:2018年9月22日(土)18:00~21:00
○場 所:水月ホテル鴎外壮「舞姫の間」(東京都・上野)
○内 容:「お月見」懐石料理を楽しむ
・十五夜としつらえについて、当会代表の松成より
・お月見の料理について、大河原総料理長のお話
・明治の文豪「森鴎外」と鴎外壮の歴史について、女将からのお話
夜空が美しくなる季節「お月見に料理といわれを楽しむ会」をテーマに
懐石料理を楽しみました。
十五夜のしつらえ
女将の中村さんのお話では、鴎外荘は釘を1本も使わず
樹齢700年の杉で作られている築131年の建物だそうです。
鴎外はこの部屋で「舞姫」を書きました。
ここ鴎外荘は、東大に近かったため、空襲を逃れ、
今なおこうして続けられているそうです。
お料理は、月見彩からスタート
うさぎのお重の中味は、あけてビックリ!!
季節の素材を十分に生かした料理が並びます。
木通寿司・・・木通で包まれたほろ苦い寿司でした。
月見椀・・・なんと、月の中に水前寺のりで出来た、うさぎがいました。
造里・・・秋を思わせる吹き寄せ盛り
焼物
煮物…江戸野菜の「かぶ」が使われていました。
強肴と続き、食事は胡桃湯葉雑炊、香物
甘味…安納芋汁粉
芋名月にちなんで、最後は安納芋で締めました。
料理解説は、当会理事で「現代の名工」でもある
大河原実総料理長にしていただきました。
お月見にちなんだ料理、そして素材の味を十分に味わわせていただきました。
参加した皆さまからは
・しつらえに興味を持たれた方
・子どもの頃は十五夜、十三夜の行事をしていたけれど、だんだん日常に追われて
しなくなってしまった。このような日本の文化を伝えなければと思いました。
・目でも楽しめるお料理で楽しかった …等の感想が聞かれました。
皆さまの会話も月見のお話からしつらえ、料理のことなど
あっという間に3時間が過ぎてしまいました。
また、楽しい時とおいしいね!が共有できた一日でした。
報告(細井洋子)