日時 2021 年 11 月 14 日(日) 10:00~13:30
場所 埼玉県桶川市 坂田コミュニティセンター「調理室」と隣接の「わくわくファーム桶川」
内容 大根収穫 フォカッチャでチーズを味わおう
●フォカッチャを粉からつくろう
暖かな秋晴れが続く 11 月。この日もお天気と暖かな気温に恵まれたものの、朝夕はや
っぱり寒い。そこをがんばって、今回はパンを発酵させるところからスタートです。
粉に水を入れ、オリーブ油を入れたらこねて、こねて。
ひとかたまりになった生地は 26℃以上にして・・・・でも 11 月の気温(20℃前後)では
難しいので、ほんのり湯せんで温めながら、なんとか発酵させました。
小麦粉のたんぱく質がグルテンになって細かいアミを作ること、その生地を暖かくて気
持ちよくしてあげたら中のイーストがたっぷり空気(本当は二酸化炭素)を出してパンを膨
らませてくれること。そんなことを実感しながらピザの原形ともいわれる「フォカッチ
ャ」を家族単位で手づくりしました。
●ミニ大根、抜いてきました。
発酵を待つ間に、さあ、外に出てミニ大根の収穫です。9 月 12 日に種をまいたばかりな
のに 2 ヶ月でこんなに大きくなるなんて、とみんな大感動。4 歳の男の子は「ミニ大根な
ら 4 才でも一人で抜けた」と達成感いっぱいの笑顔。通常の大根の 60~70%サイズです
が、太さも辛味も、おいしさも一人前でした。
調理室に持ちかえると、よーーく洗って「がぶりっ」。先をかじった人は「からっ」
と、しかめっ面(トラウマになったかな?)。うえの方を味見した人は「うん、ウマい」。
その後、うす切りにしたら、みずみずしい大根は、透き通って美しいスープになりまし
た。
●いよいよ、チーズをスライスするよ!
スープの準備もでき、フォカッチャ生地も膨らんできたら、いよいよチーズをスライス
して料理も仕上げに入ります。フォカッチャには載せて焼き、スープには最後のコク出汁
として、とろりと加えます。
まず、丸のままの大きな 4 キロサイズのゴーダチーズを黄色いワックスのまま、みんな
で持ってみます。「こんな大きなチーズ、見たことない」と、子どもだけでなく、パパも
ママも目がキラキラ。だったら、と子供たちが集合して、ゴーダチーズと記念撮影のひと
こまも。
そのあと、チーズは牛乳の成分がぎゅーーっと 10 分の 1 になっていること、日本と古
いお付き合いのあるオランダからやってきたこと、ゴーダはそのオランダの港町の名前で
あること、日本のチーズづくりのお手本になったチーズだってこと。そんな話を聞きなが
ら、一人一人、スライサー片手に納得するまでスライスしました。
こんな贅沢、一生できないかもよ。そんなことを言っていると、「このままでも、食べら
れるの?」 と女の子。「もちろん」と松成代表が答えると、みんなあちこちでパクリ。
「うーん、おいしーい」。そして、また、お代わりスライスが続きます。
それはそれは、楽しく美味しいひと時でした。毎年ご理解、ご協力くださる輸入商社・野
澤組様のおかげです。感謝!
●仕上げはオーブンの中へ。
フォカッチャは、膨らんだ生地を広げて、オリーブオイルを塗ったらトッピングを載せ
ます。そのうえに、さあ、さっきのチーズ。そしてオーブンへ。15 分もするとチーズはと
ろりと溶けて、最高の仕上がりになりました。
ただ、コロナのいま、桶川市の指導でここでの飲食は NG(試食程度のみ、許されていま
す)。とっても残念ながら、それぞれにピザボックスに入れ、スープは紙製スープカップに
入れて、解散せざるを得ません。
でも、となりの公園でピクニックランチにするファミリーもいれば、駐車場の自家用車
の中でランチしている家族も複数。近い方は大急ぎでおうちに走ります。だれだってアツ
アツを食べたいものね。
ただ、やっぱりみんなで作ったんだからみんなで「おいしいね」が言いたかったな
あ・・・。もぐもぐメンバー4 人は、みんなを送り出したあと、ちょっと寂しい気持ちに
なりました。
1 日も早く、コロナの心配がなくなりますように!!!
次回は 12 月 12 日(日)、ローストチキンの会です。
大宮パレスホテルの総料理長 毛塚シェフが来てくださいます。
(報告:松成容子)