日時 2021 年 12 月 12 日(日)
場所 桶川市坂田コミュニティセンター調理室と隣接の「わくわくファーム桶川」

内容 「プロに習うクリスマスのローストチキン」

・「伊達鶏」を使ってローストチキンを作る。
・丸鶏の解体を見て命をいただいていることを実感する。
・大きく育った大根を抜いてサラダを作る。

講師 パレスホテル大宮 総料理長 毛塚智之シェフ

協賛 一般財団法人 藤井幸男記念・教育振興会、伊達物産株式会社

この日は、季節外れの暖かな日曜日。登録の 8 家族全員の参加でした。外のミニ菜園には
9 月に種をまいた大根が立派に育ち、子どもたちは兄妹、親子、力を合わせて大根収穫をし
ました。となりの花壇からは、ローズマリーを一枝ずつ。調理室ではパレスホテル大宮総料
理長の毛塚智之シェフと、伊達鶏の伊達物産、菅野将行さんが待っています。

 

調理室では、まず、鶏一体を「丸鶏ローストチキン」に。続いて頭(くびもトサカも                ついて)から足の爪まで残っている一体を、子どもたちで抱えてみます。

羽と内臓は外されているけれど、確かに先日まで生きていた生命体を感じることができました。

そして、そこにシェフの包丁が入っていきます。みんな、少しだけ緊張の顔・・・・。
鶏肉の部分部分の名前に、パパたちは飲み屋のメニューを思い出しつつ、いよいよ脚も               一本ずつになりました。続いて参加者も脚一本ずつをローストチキンにしました。

 

畑から持ちかえった「抜き立て」大根。よく洗って千切りに、葉っぱは小さく刻んで塩で
あく抜き。これにシェフ直伝のドレッシングと焼き立てローストチキンのほぐし身を混ぜ、
素敵なフレンチサラダに仕上げました。
あぶなっかしい包丁づかいも家族、スタッフが見守り、みんな上手にできました。子ども
たちには最高の体験です。

 

桶川市の決まりで、食事はできません。けれど試食だけは OK。ということで、フランス
パンを添えて、シェフのローストチキンの「もも肉」と「むね肉」の食べ比べだけしました。
伊達鶏は生まれて 60 日の命という伊達物産さんのお話を聞いて、参加者の女の子から
「死ぬまで待ってあげられないのですか」と胸に詰まる質問をいただきました。
伊達鶏のもも肉は 1 本 400g。骨は 20%というので、肉だけでも 300g 越え。

「立派な晩ご飯ができました」と参加者たちはすべて持ちかえりです。

今回はバタールとセーグルフリュイを一人 2 枚ずつそえて。

夕食の時、ぜひ、パンもチキンもリベイクしてねと告げて、無事解散となりました。

チキンも畑の大根も私達は命をいただいていること、「あなたの命を私の命にさせていた
だきます」ということを実感した食育体験になったことでしょう。

報告:安澤寛子