○日時:2025年2月2日(日) 10:30~13:30
○場所:桶川市 坂田コミュニティセンター調理室&菜園「わくわくファーム桶川」
○内容:大豆からきな粉作り、餅花作り、お餅を丸めてきな粉餅にする、節分の話、冬野菜収穫
○講師:松成容子(当会代表理事)、秀島清子(当会副代表)
◆今日は節分、大豆の日!
心配していたお天気でしたが、雪にはならず小ぶりの雨。でも土が濡れてては耕運機は使えず、収穫も後回しにして、まずは大豆体験からスタートです。
今日のテーマは「大豆」…室内は炒った大豆の香ばしい匂いでいっぱいです。
普段よく見るのは黄大豆ですが、青大豆や黒大豆も紹介。
「この緑のお豆や黒いのも大豆なの?!」とびっくりの子ども達。それぞれ「うぐいすきな粉」
「黒豆きな粉」になるよ、と実物も見てもらいました。
大豆はきな粉の他にいろいろな食べ物に大変身することもみんなで確認。
早く収穫すると枝豆、発芽させるともやし、他に豆腐、油揚げ、高野豆腐、豆乳、ゆば、おから、納豆、みそ、しょうゆ、炒り豆、大豆ミート等々… 大豆ってすごいね。
◆大豆からきな粉作り
きな粉作りのデモを見た後は、早速班ごとにやってみよう!
炒った大豆をふきんで包んでたたいて、すり鉢とすりこ木ですりつぶします。この方法だと日が暮れてしまうので、ミルサーの力を借りて、ふるいにかけて完成です。出来立てのきな粉は、それはそれはいい香りでしたね。
◆餅花作り
紅白のお餅をちぎって、柳の枝につけていく餅花作りも体験しました。
「もちばな」「まゆだま」と言い方は色々ですが、お正月、または小正月にしつらえるもの。お正月はとっくに過ぎたけど、せっかく出来立てのお餅があるのだからと、柳(屋内喜)も用意して、お正月行事も伝えました。
みんな真剣なまなざしで「お餅を丸めてつけるといいんだよ」と教えてくれるお友だちもいました。みんなそれぞれの挑戦ですてきな餅花が完成しました!
◆お餅を丸めてきな粉餅で「いただきます」
松成代表が持参した餅つき機は朝からフル稼働です。
各家庭ごとにつきたてのお餅3個分を熱々のまま一塊で配り、みなさんに思い思いの形に丸めてもらいました。
さあ!きな粉をつけていただきましょう。
スタッフが心を込めて作った味噌汁(菜園で採れた野菜と、豆腐&油揚げの入った大豆スペシャル味噌汁)は、大好評でおかわりが続出。大鍋がスッカラカンになりました!
◆節分の話
今年は2月2日が節分。食事をいただきながら、松成代表から節分のお話も聞きました。
今日お家に帰ったら、豆まきをしようね。年の数+1個も食べるんだよ。
◆冬野菜収穫
「ごちそうさまでした」の後は、片づけを終えて、畑へ移動です。
小雨の中でしたが、悲しい出来の畑を見ても、誰も文句は言いません。「どれでも自由に採っていいよ」の掛け声とともに、豆のような芽キャベツをとったり、極小の大根や葉っぱの少ないブロッコリーを抜いたりと、子ども達みんなは好き好きに収穫体験ができました。
収穫した野菜は、室内でひとまとめに。
あみだくじで順番を決めて、気に入った野菜を選んで持ち帰ってもらいました。
今年の菜園は…
タネを蒔いても芽がでてこなかったり、途中で枯れてしまったり、生長はしたもののとても小さかったり、たくさん虫に食われてしまったりと、大変残念な出来でした。
そんな野菜達でしたが、子ども達は楽しそうに収穫をして、野菜を選ぶ時は「どれにしようかな~」と、大人とは全く違った視点で悩みながら嬉しそうに手に取ってくれました。
食べ物を育てることの大変さと農家さんへのリスペクトの気持ちを強く感じたこの1年でした。
楽しみにしててくれたお友達も多かった耕運機体験は、天候の都合でできませんでしたが、3月23日(日)に行うことになりました。この日の参加者で来られる方はぜひいらしてくださいね。お持ちしています!!
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参加者のみなさんの声
○大豆がきなこにへんしんするなんてはじめてしった。おいしいきなこがたべられてうれしかった。
今日はすごくたのしかったです。(小1男子)
○もち花をつくるのがたのしかった(小2男子)
○やさいがそだたなかったりすることがしらなかった。(小1男子)
●きな粉作りは大豆から作ることはなかなかできないのでよい経験になった。青大豆や黒大豆でも
作ってみたいと思います。(東松山市 母)
●食べ物の工夫や大切さを教えて頂きました。(桶川市 母)
●勉強と体験を楽しく両立できていると感じました(新座市 父)
●天候の影響で野菜の善し悪しがこれだけ変わるというのを子どもに見せられたのは良かったです。(さいたま市 父)