○日時:2026年1月18日(日) 10:30~13:00

○場所:桶川市 坂田コニュニティーセンター調理室

○内容:親子で味噌を仕込んだ後、麦みそ、米みそ、豆みそ、白みその味比べ。

発酵食品の仲間、チーズ削り

○講師:松成 容子(当会代表理事)

★公益財団法人浦上食品 食文化振興財団助成事業第5弾

★チーズ協賛:株式会社野澤組

◆なぜ、真冬にみそを仕込むの?                                                                                                     

はい、その答えは2つ。

ひとつは、真冬は空気中に雑菌が最も少ないから、味噌も雑菌少なく仕込めるはず。

もうひとつは、味噌の材料である大豆の収穫が11月。

そこから乾かして、いいマメをより分けて、やっと準備できるのが12月または1月だから。

ただし今回のもぐもぐは、北海道十勝で農薬不使用栽培にこだわっている三浦智代江さんから送ってもらうのが大量だったので、令和7年産が間に合わず,令和6年産のモノ。もちろん味噌づくりには何の支障もありません。

品種は「音更大振袖」です。

                                                                                                「割ってみて、吸水加減を確認してね」と

三浦さんからのお手紙を見ながら

◆なぜ、大豆に麹を混ぜるの?  って「カビ」でしょ。

そう、カビって聞くとびっくりするかもしれないけど、カビにも人間に役に立つカビと、人間に悪さをするカビがあるんです。カマンベールチーズの白カビや、ブルーチーズの青カビも同じこと。つまり、ながーーい年月をかけて、人類が人体実験を繰り返しながら見つけた「人間に役に立つカビ」がこの麹カビ。このカビが大豆を分解して発酵させて、おいしいだけでなく、からだにいい食べ物にしてくれるのです。

大豆は、畑の肉とまで言われるほどタンパク質が豊富な貴重なマメ。2000年くらい昔、大陸から日本に伝わったと言われています。育てやすいし、乾かすと長持ちする貴重な食料。

麹は、日本独特のカビ。

この組み合わせがみその原点なのよね。                                                                                             

 

◆地方によって、みその味って違うの?

今回仕込んだのは米麹を使った味噌でしたが、九州地方の主力は麦麹で作る麦味噌、愛知県や三重・岐阜県辺りは豆麹で作る豆味噌が主流。今回、20組の親子でその違いを体験してもらいました。米麹みそ、麦麹みそ、豆麹みそ、そして白みそ。ちょっとずつなめてみると、家族の中でも好みはずいぶん分かれることにびっくり!なめた後は、同じ出汁と具材でみそ汁にして飲み比べ。

この企画は、いつも参加してくれるファミリーのママからの提案でした。「面白かった」「めったにできない楽しい体験」と感想が寄せられ、大成功でしたね。ありがとう!

       

 

       

◆家族みんなで汗かいちゃった

作業は茹でた大豆をつぶすところから。つぶし方は、大豆をビニール袋に入れて、みんなで踏むのがもぐもぐ流。

体重をたくさん合わせてペースト状に潰したら、塩と麹を混ぜたものと一緒にして、桶につめていきます。

ラクチンするには、ミンチャーというつぶす機械もあるけれど、そこは「家族で一つの味を作って思い出に」がコンセプトのもぐもぐです。

汗かきながら、笑いながら、楽しく一緒に作るからこそ、出来上がりが楽しみというものですよね。

      

 

    

    

 

  ◆まとめ。「みそづくりって、いいことばっかりよ」

みそづくりはこの季節、あちこちで開催されています。そんななか、もぐもぐは

・日ごろ食べているものを素材から知る(枝豆を採らないで置いておくと大豆になる)

・自分で作るとおいしい

・家族で作ると、楽しくて、もっとおいしくなる

と思ってこの企画をずーーっと続けています。

        

ほんとうは2日前から大豆を洗って20時間以上水に浸して、4時間以上煮るところか

ら体験してもらうと「大豆の原形」や「煮るときのいい匂い」もわかってもらえるのだけど、

今回はもぐもぐスタッフとボランティアたちで準備しました(下の写真)。

   

   

・大豆はこんなに私たちの日常に入り込んでいるのに国産が増えないで輸入が多い

・地方の味があるということは、ママやパパ、その両親のふるさとの味も違うかも

・栄養がたっぷりあるってこと

・発酵食品だから、月日をかけておいしくなるし、日持ちもするってこと

・日本独自の食文化だってこと

そんなことが伝わるといいなと思います。

 

 

追伸。

チーズは西洋発祥の発酵食品だけど、人の生活での役割は同じ。

地方ごとの味があるし、日持ちもするし、栄養豊かでおいしい。

そのうえ発酵食品同士って相性がいいので、スライスしたらアツアツのおみそ汁に入れればトロ~リ。

これまた大好評。楽しいひと時でした。

 

  

どうかみーんな、素敵な「手前みそ」に仕上がりますように!        (報告: 松成容子)

 

参加者のアンケートより

○だいずをふむのが楽しかったです(8歳男子)

○いろんな種類のみそ汁がおいしかった(小6年男子)

○大豆のガラで音を出して鬼を追いはらうって、ずっと覚えていると思う(小5年女子)

○おにぎりにチーズをのせた、チーズに麦みそをつけた。どっちも最高!(5歳男子)

★人生初のみそづくり。楽しみながら大変さも分かり、よい食育になりました(北本市母)

★チーズは初めて削りました。おいしかった(上尾市 母)

★おばあちゃんがいつもこんなことしてくれてたんだ、と感謝(東松山市 母)

★体験することにより、学びの充実度が高かった(さいたま市 父)