■ 松成容子の「話食はおいしい その3」

CONTENTS  
 1) 「料理は相手を思って作るもの」銀座長峰・長島料理長食事会報告
 2)もぐもぐキッズ 活動中
 3)「パン・ド・ロデヴを食べて楽しむ会」3/5のご案内

豆をまいて、冬の邪気をはらったおかげで、春が近づいています。
2月は春を迎える前の最終仕上げのとき。
準備は進んでいるでしょうか。

春、薄着になるからダイエット・・・・それも春の準備ですが
ちょっと前まで、日本のほとんどの人が農耕民族だったころ
春は農作業が大変忙しく、互いに助け合いました。
また田植えの水は順番に回していくのがルールでしたから、
そのとき、仲が悪かったら一年後の収穫に響く・・・・つまり、
命にかかわることでした。
ということで、冬場は、農作業がヒマだから行事が多いのではなく、
春からもちゃんと仲間でいようね、ということのとために、
行事をこまめに重ねながら
人間関係を肥やしていたわけです。

春から新生活となる人も多いはず。学校、仕事、離れるかもしれない人間関係など
確認して、しかるべき準備するのが今の季節です。
寒いけれど、しっかり気を引き締めてまいりましょう。

さて、おいしく楽しくためになる銀座長峰の食事会がにぎやかに終わりました。
和装の方が何人もいてくださり、空気もピン、とでも華やかにすごせました。
相変わらず立て板に水のようにお話が進む長島料理長。
「相手が見えないまま大量生産しているのは料理じゃない。ただの食品です。
料理の料は、相手をはかるという意味、理は収める。つまり、相手を思いやって作り、
ひとつの形に収めたのが料理なんです。きょうも
そんな料理を楽しんでください」と。詳しくはもぐもぐブログの報告をどうぞ。
報告!銀座・長峰食事会、テーマは節分

ところで、もぐもぐキッズという存在をご存知ですか?
いまは、越谷地区だけで試験的にスタートしていますが
小学生10人程度にもぐもぐの講師一人だけで、毎回
みんなで話し合ってメニューをきめ、料理を作ったり、学習したり。
一番楽しいのは「コミュニケーション」というのが、なんともほほえましい。
これも、食べ物が真ん中にあればこそ、ですね。
2014年度の展開に、ぜひご期待ください。
報告!もぐもぐキッズ 楽しくおいしく活動中です!!

美味しいものを真ん中にしたコミュニケーションといえば、「パン・ド・ロデヴ」です。
Companion(仲間)というのは、「共に(COM)パンを食べる人(PANION)」という
ことばから来ているそうです。
ロデヴはそんなパンのひとつ。大きく焼いて、
仲間と語らいながら分け合って美味しく食べるにふさわしいパンです。
「埼玉で買えなーい」と叫んだら、ドンクが大宮のルミネ店で1月から
販売スタートさせてくれていま、高校生にまで人気が広がっています!

これを「おいしいね!」といいながら食べる会をスタートさせたのは、
実はMogu Mogu でした。
それが「ロデヴの会」として独立2年目です。
「ロデヴを食べて楽しむ会」は今年もあちこちで予定していますが、
直近では桜新町のブロートハイム(これで3回目!)で開きます。
パンを主役に美味しいものが出てくる気楽な会。
参加者の任務はニコニコと、美味しく食べること、だけです。
もともとMogu Moguの妹会。ご一緒しませんか。
3月5日の夜18:00から20:30まで。もう少し席があると思います。
お気軽にお問い合わせください。
パン・ド・ロデヴ普及委員会

松成 容子 (NPO法人 食育研究会Mogu Mogu 代表)