〇日時 2023年6月4日(日) 10:00~13:00
〇場所 桶川市 坂田コミュニティセンター
〇内容 フレッシュチーズ作り&洋風カップずしと落花生の種まき
〇講師 松浦美恵子(チーズマイスター)
全国的な豪雨の2日後、心配した畑もしっとりとして、空は気持ちよく晴れ渡りました。
この日のテーマは、落花生の種まき、そして牛乳からフレッシュチーズを作ること、
そしておひるごはんにはおしゃれなカップずしを作ることでした。
畑では、周りの花壇の木々やハーブも観察した後、落花生の種まきをしてそっと上から水をやりました。
そして、成長の早いピーマン(パプリカ)もひとり1個ずつ、収穫できました。
少しの作業でしたが、みんな一生懸命で楽しそうでした。
さて、調理室に戻ってからはエプロンをつけ、いよいよ調理実習です。
この日の講師はチーズマイスターの松浦さん。
チーズが大好きでチーズで世界を回ったりチーズを販売したりと仕事にしてきた方です。
いまでは主に栃木県のあちこちで「チーズ好きを一人でも増やしたい」とチーズ講師として、
またFMラジオ足利でも活躍している方です。
最初にチーズマイスターからみんなに呼びかけます。
「チーズは好きですか」「はーい」「あれ、手があがらない人がいる。
でも大丈夫。最後にはきっとみんなに好きになってもらうからねー」。
楽しいチーズクイズを交えながら、いよいよ実演です。
牛乳を火にかけると、鍋の中でふわっと沸き立ちます。
そこで酢を入れ、そのまま混ぜているとモロモロとカタマリができます。
それを集めてザルの上に集めると、もうチーズのでき上がり。
あとは水分を切って、かたまるのを待ちます。
その間にカップ寿司づくり。
作業はトッピングの具材の型抜きと、カップ詰めだけ。
ただ、その中にはスライスチーズもあり。
これはプロセスチーズといって、できたチーズを一度加熱して、日持ち良くしたチーズでした。
さあ、いよいよ「いただきます」。
その前に、松浦マイスターから「ちょっと想像してみよう」と呼びかけが。
「作ったチーズはどんな形?」「 どんな匂い? 」「牛乳はどこから来た?」
「 牛たちは今、気持ちよく草を食べてるかな???」
子どもたちはノリノリでチーズを観察しています。
「さあ、それでは、出来立てのチーズを味わってみましょう」
とそのまま、塩をつけて、甘みをつけて・・・・。
それぞれの感想を言いながら、自分たちで作ったチーズをしっかりと記憶にとどめました。
というのも、このチーズは「生もの」なので持ち帰れません。
おうちで作っても3日以内に食べてほしいフレッシュチーズでした。
さてさて、本格的な「いただきます」です。と思ったら、熱々のお味噌汁が登場。
そこに今度は「さけるチーズ」が添えられています。
これは、繊維があって、水分も多く、熱いスープに入れるととろーりと溶けるのです。
この日はちょっと温度のわりにチーズが大きくて、なかなか溶けませんでしたが
「お家で楽しみにやってみてねー」と楽しみな宿題にさせていただきました。
フレッシュチーズは、絞り方次第でもみんなそれぞれのチーズになりました。
おなじみのスライスチーズは、ご飯と相性が抜群。
そして、さけるチーズは、なんと、お味噌汁の中で溶けたらぐーーんと伸びました。
発酵食品のチーズは日本の発酵食品であるお酢や味噌と相性がいい。
そんなことも実感してもらえた一日でした。
最後に松浦マイスターから
「いま、戦争やエネルギー問題で、牛の餌がとっても高くなって、牛を飼うのをやめる人が増えてるの。
みんなでたくさん牛乳を飲んだりチーズを食べて応援してね」とお話がありました。
【参加者のみなさんの声】
〇落花生のたねが、落花生そのまんま、と思いました (小3女の子)。
〇ナチュラルチーズをみそ汁に入れると溶けるということを初めて知りました (小6 男の子)
〇作ったチーズがどんな味だろうと思ったら、口が震えました (小4女の子)
★チーズが簡単にできてびっくりした (桶川市 母)
★チーズを伸ばす体験ができたのが良かったです(さいたま市 父)
★チーズに加え、カップ寿司もボリュームがあって楽しかった (さいたま市 母)
★(ピーマンの)収穫体験できたのもよかったです (桶川市 母)。