〇日時 2024年3月23日(日) 10:00~13:00 14:00~15:00
〇場所 桶川市 坂田コミュニティセンター調理室&菜園「わくわくファーム桶川」
〇内容 じゃがいも植付体験 ヨーロッパ本格チーズを見て、調理して、味わい学ぶ
〇講師 松成容子(当会代表理事)
〇協賛 ミナツド運営協議会
◆早春の畑にじゃがいも3種類も植えました
朝一瞬雪が舞い、驚きましたが、そのあとはお天気も回復し、菜園では最初の作物、じゃがいもの植え付けをしました。植付けたのは男爵、きたあかり、メークイン。男爵はごつごつして崩れやすく、メークインはスマートで崩れにくいのが特徴!その違いを学びます。
そして、いよいよ畑に入ります。みんな、種芋の芽が上に向くように考えながら1個1個大事に植えてくれました。この1個の種芋から、芽が出て成長し、たくさんのじゃがいもができるのが楽しみですね!
◆ヨーロッパの本格チーズ3種を削ってみよう
さあ、部屋に入ったらチーズを削る体験です。日本だとすでに削ってある「シュレッドタイプ」や「粉」になったチーズを買うことが多いですが、その元の姿を見たことがあるでしょうか。チーズ伝統国のヨーロッパでは、一般家庭でもキロ単位のかたまりで買ってきて、使う分だけ削ります。手間? いえいえ、削りたてのい~い香りをかぐと、その手間もなんのその、という気持ちになります。薄く、厚く、カットする。それでも味が変わります。
大きな塊を削る。そこからしてもう日本では想像がつかないかもしれません。そこで今回はもとの大きさをした1個のダミーも持ち込みました。
巨大な黄色は、平均35キロもあるイタリアのパルミジャーノレッジャーノ。パスタにかける粉チーズで知られてきたこのチーズのもとは、こんなに大きなものでした。
ダミーでは紫色の包装紙に包まれているのはゴーダチーズ。オランダから日本にやってくる多くは4キロの黄色い玉(みんながスライスしているもの)ですが、本国では12キロの大型サイズが普通。オランダ人はこれを1キロ、2キロと買ってきて、スライスやシュレッドして料理に、おやつに、サンドイッチにと楽しみます。
3つ目は、特別な道具で削り取るとレースのようになるスイスのテット・デ・モアンヌというチーズ。ねっとりと濃厚なこのチーズを薄くひらひらに削ると、舌のうえでとろけていきます。
実は私こと松成は、このひらひらの花びらが一番の人気になると踏んでいました。がしかし、しかし、一番人気はゴーダでした。うーん、なぜだろう。
とにかく、本物の味、香り、触感を楽しんでもらえたことはとても良かったです。
そして、チーズさえあればお料理は簡単、ということも実感。ジャガイモに載せてオーブンに、オニオンsoupにパンと載せてオニオングラタンスープに、生サラダをさっとフレンチドレッシングで和えておいて、刻んだチーズを混ぜて簡単サラダ。食事の用意はあっという間にできました。
予約していなかった人に、ワンコインでチャンスを
この日は予約制だったから窓からのぞいていた人も「えーーーっ」とうらやましげな声を発していました。ならばと、予定のプログラム終了後にワンコインで限定150gまだ削って持ち帰る体験を始めました。
明けた扉から廊下に漂う削りたてチーズのいい匂い。かぶさるようにオープンで焼いたチーズ料理の香り。
つぎつぎとやってくるのは若いカップル、親子、大人一人も。あっという間に行列になってしまいました。3種類のお味見をしたら狙いを定めて「このチーズをいただきます」といってスライサーを手に。やっぱりゴーダが一番の人気でした。
「定期的にやって」という声もありましたが、さて、どうでしょうか?
参加者のみなさんの声
〇ジャガイモをうえて、5㎝くらい土をふわっとかけないと芽が出てこないことがわかりました。 (小3女の子)。
〇いろんなチーズをけずったり料理して楽しかったです(小3女の子と小6の女の子)
●じゃがいも3種が見比べられて面白かったです。ジャガイモのへそは初めて知りました。(桶川市 女性)
●チーズをけずる器具がいろいろあって、本場の国の扱いとの違いを教えていただきおもしろかったです。器具によって食感も違って美味しかったです。(桶川市 女性)
●粉雪のようなパルミジャーノがとてもおいしかったです。チーズとりんごの相性にもビックリでした。(さいたま市女性)
●チーズなど、食べ物の歴史やバックボーンを知ると食べる楽しさが倍増しました。じゃがいもとチーズの組み合わせのおいしさに驚きました(さいたま市 男性)