第3回
日時 2021年5月9日(日)10:00~13:30
場所 埼玉県桶川市 坂田コミュニティセンター隣接「わくわくファーム桶川」と
    センター内の調理室

内容 毛塚智之シェフ(パレスホテル大宮)を迎えて
    サニーレタス、カブ、シブレットの収穫とシーザーサラダ作り
協賛 : フェルミエ

 見事な五月晴れのこの日、午前中といえ畑は30分もいると汗ばむほどの陽気。そんな春の陽の下で、3月7日に植えたサニーレタスは約2ヶ月で驚くほど大きく育っていました。カブもふっくらと白い球を膨らませています。畑には毛塚シェフも加わって、それぞれに野菜を収穫し、土を落として調理室に運びます。

 

 

 この日のゲスト講師、毛塚智之シェフはフランス料理のシェフらしく、「せっかく新鮮な自家製のお野菜があるのだから」と、ちょっとおしゃれな「シーザーサラダ」を提案くださいました。各自採ってきたサニーレタスの緑と紫の2種類の葉っぱと、採れたてカブのスライス、また大きく育ちすぎた赤いラディッシュも載せます。さらにパンやベーコンも入ってボリュームたっぷり。そこへ半熟たまごと、手づくりしたシーザードレッシング。仕上げにフェルミエから提供していただいたイタリア産のパルミジャーノ・レッジャーノの塊を各自ですりおろしてふりかけると・・・・「うわ~、いい香り」。子どもたちも本物のチーズの風味を脳裏に焼き付けることができました。

 

 

 また、フランスのマンマの味「じゃがいもとソーセージのミルファンティ風スープ」の作り方も教えてくださいました。なまパン粉と粉チーズの入った洋風かき玉スープは優しい味で、おかわり希望続出でした。

 

 

 

 

 ごちそうさまの後は、今日の献立の栄養バランスの確認、また「粉チーズってなんだろう」とチーズの本来の姿を考えるミニ学習。毛塚シェフへの質問コーナーでは、「シェフの帽子はどうして高いの?」など、楽しいやり取りが続きました。自分で植えて育てた野菜だと、思いもひとしお。「普段、うちでは野菜を食べないのに、今日はこんなに食べてびっくり」と楽しい笑顔が広がる1日でした。

<参加者の感想から>
・とりたてのレタスはパリパリしていて食感が違いました。(7歳女子)
・野菜は心を込めて育てなきゃいけないことが大切だと思いました。(小6女子)
・レタスがすごい育っていてびっくり。(小5男子)
・ヂーズをおろしたときの香りがよかった。(中1男子)
・絵本の「大きなかぶ」を読んで、一度自分も引っこ抜きたいと思っていたのが実現できてよかった。(小2女子)
・サラダでも、ていねいに作ると子供はバクバク食べるんだなと思いました。(小2女子の母)
・子どももいっぱい野菜を食べてくれて苦手なものを楽しく食べる動機付けができたと思います。(女子の父)
・ちょくちょく畑を見に来ています。子どもは野菜が育っていくのを見るのが楽しいようです。(小1男子の母)

次回は6月6日(日)人参の収穫と、個人区画での野菜の植え付けです。調理は、オープンセサミの神田 智シェフをお招きする予定です。