◌日時:2024年7月28日(日) 9:30~14:00
◌場所:さいたま市 パレスホテル大宮 フランス料理「クラウンレストラン」
◌内容: 伊達鶏のローストチキンづくり フルコースでテーブルマナーを学ぶ
◌講師:毛塚智之(パレスホテル大宮総料理長)
平林信義(パレスホテル大宮 クラウンレストランマネジャー)
菅野将行(伊達物産 東京営業部部長)
- 協賛:パレスホテル大宮 伊達物産
◆命をいただく実感。 一人一体の鶏と向き合って
福島県のブランド鶏「伊達鶏」を使って、ローストチキンを作る会。
2010年から続けて25回目を迎えました。ここまで毎年、講師を担ってくださったのが毛塚シェフ。
今度はそのプロの場所でやらせてほしい、という無ぶりを快諾してもらえての実現です。
場所はホテル3階の宴会厨房。
三角巾にエプロンを付けた子どもも大人もちょっと緊張して足を踏み入れると、大きく広――い厨房に、
たくさんのスタッフのみなさんが待っていてくださいました。
いつものように、羽をのぞかれた鶏一体を抱いてみる。そして首を落とし脚の骨を外し、と解体が進みます。
どきっとした女の子も・・・・。
続いて一人に一体ずつ渡され、それぞれタコ糸で足をくくって塩、こしょう、油。
あとはプロのオーブンにお預けします、と記念撮影をしました。
◆キンチョー! でも「いい勉強」ができたマナー教室
エプロンをとったら「一生に一度の体験かも」という今日の体験プログラムの2つ目です。
フランス料理のレストランに服装も整えてピシッと座ると毛塚総料理長が一言。
「食事で最も大切なのは、この時間を楽しむことです。マナーというのは、そのためにあります」。
続いて、レストランクラウンの平林義信マネジャーがやさしく話し始めました。
「机の上のナプキンは・・・たくさん並んでいるナイフとフォークは・・・」
そして「皆さん、どうしても苦手なものってありますよね、
そんなときはお皿の左上にまとめておくときれいですよ」と助け船。これにはみんなほっとしたことです。
オードブル、スープ、魚料理、お口直しのシャーベット、そして牛肉、デザート、コーヒーまたは紅茶、
そして最後の小菓子まで、大人でもなかなか経験できないフルコース。
アレルギーや苦手にまで対応して作ってくださったのはレストランクラウンの小野シェフでした。
途中、パンの登場、食べ方、終わり方も習いました。
そろそろ終わり、という頃に、焼き上がったチキンを前に、毛塚シェフが登場。
おうちで丸鶏のさばき方も教えてくれた一方で、福島県伊達市から、農家と協力して
高品質の食材を育てている伊達物産の菅野さんが鶏の特徴を説明。
「味にこだわって通常より1,5倍以上長く時間をかけて育てている、日本では珍しい赤鶏なんですよ。
最後には幼稚園から高校生まで一人ずつ、修了証書を授与されて、ちょっと照れくさいような、
誇らしいような笑顔で貴重な1日を締めくくりました。
★参加者アンケートより
〇ホテルのマナーを知りたくてしょうがなかった。とりをさばくこととかも知れたから『来てよかった』と思います。(6歳男児 さいたま市)
〇頭つきのにわとりのお肉をはじめてみました。(小学3年男子 新座市)
〇頭のついたチキンを見て、より生き物の命の大切さを知りました。テーブルマナーで相手に汚れを見せないようにナプキンで口をふくことを知りました。(中学2年女子 さいたま市)
〇今日一日がとても良い思い出になりました。これで終わりじゃなく、これから今回のことを生かしたいです! (中学2年生女子 上尾市)
- いつも面白い企画、スペシャルな企画をありがとうございます(さいたま市 母)
- (テーブルマナー)質問しやすい雰囲気を作って下さりとても参考になりました(鴻巣市 母)
- 子供たちに、これからも生きた食育をよろしくお願いします(さいたま市 母)
- 高校生の娘も誘って来ればよかった(草加市 母)
- こんなことでもないと、子供がナイフフォークを正式に学ぶチャンスがなかったから、今日はいい経験になりました