2013年12月21日(土) プラザウエストにて

第4回を迎えた、クリスマスにローストチキンを焼く会。
今回は、毎年の福島県のブランド鶏「伊達鶏」に、パレスホテル大宮の毛塚智之シェフにレクチャーをして頂き、アットホームながらも、中身の濃い会となりました。
まずは、鶏の仕込み方のご指導。「ローストチキンは塩味が基本です。最初からあれもこれもとかまえないこと。とにかく一度、やってみることが大切です。そしてできたら、ハーブで香りをつけたり、中に何かを詰めてみたりして下さい。まずは、ハードルを上げずに楽しくやってみましょう。」というシェフの言葉に、みんなの緊張もほどけ、笑顔で和やかなスタートとなりました。

鶏をオーブンにセットすると、もう一つの大事なイベント、生鶏の解体です!頭から足までの鶏を、まずは参加者大人16名、子供12名が触ったり持ったりしました。キャー!とか、ちょっとコワイ、かわいそう…などの声。シェフは、丁寧に説明しながら、モモ・手羽・ムネ・ササミなど見事な手さばきで切り分けて見せてくれました。子供たちは、食い入いるように見つめていました。
次は、そのムネ肉で、家庭でもできるフランス料理をデモして下さいました。さらに、ローストチキンを食卓できれいに切り分ける方法もデモ。これで、持ち帰りのローストチキンも安心です。
お待ちかねの試食タイムでは、ローストチキン、鶏むね肉のコルドンブルー風、パン・ド・ロデヴを戴き、美味しさを噛みしめ、自分で焼き上げたローストチキンへの期待をふくらませました。
今日の伊達鶏は、開催2日前まで生きて走り回っていました。農家さん達が手塩にかけ大切に育てていました。私達は、他の命をいただいて生きています。だからこそ、元気でいられます。だから残さず「いただきます」「ごちそうさま」
今回のクリスマスは、そんなことに思いを馳せながら、おうちで特別なローストチキンを召し上がって戴けたと思います。ご参加ありがとうございました。

最後になりましたが、鶏を育てて下さった伊達物産様、分かりやすく楽しいレクチャーをして下さった毛塚シェフ、パン・ド・ロデヴをご提供下さった「パン・ド・ロデヴ普及委員会」様、ありがとうございました。   担当 谷口美帆
 
*参加者の声*
♪鶏一羽の解体が見られてよかった。 
♪ローストチキンのハードルが低くなった。 
♪命をいただくことを親子で学べ、充実した時間が過ごせた。 
♪シェフに分かりやすく教えて頂き、アレンジ方法もよかった。
♪パン・ド・ロデヴが美味しかった。
♪一つの命がなくなること、トリさんに感謝して残さず食べたい(小4女子) 
♪味付けが楽しかった(小1男子)