■ 松成容子の「話食はおいしい その5」

CONTENTS  
 1)長島料理長、黄綬褒章受章、お祝いの会
 2)もぐもぐファーム、農水省交付金でスタートします
 3)もぐもぐが、内閣府食育推進室の事例集に

 あれほど、何カ月も前からまだかまだかと騒いでいたのに
散ってしまうとさっさと「おわり」になってしまうのが桜。
皆さんは、お花見、しましたか? 
さいたま市東部に南北に続く桜並木が、これからもう少し植樹して
5年後には全長20キロ超の「日本一の桜回廊」にしようという
「目指せ日本一! サクラサク 見沼田んぼプロジェクト」の話を知って
http://ja.wikipedia.org/wiki/サクラ
がぜん興味をもったものの、今年は三分咲きの下をサイクリングしただけで
満開の時を見逃してしまいました。残念!

昔の人々は、桜には農作物の神様が宿るとか、花の咲き方を見て
その年の米や野菜の出来具合いを占ったとか、何かと「食」に
関連付けていたようです。神様と共に春を喜び「飲んだり食べたり」するのは
今も昔も変わらないようですね。

ところで、
1)この春のさなか、かれこれ10年間、「日本の食文化」をもぐもぐに教えて
くださっている築地本願寺「日本料理紫水」総料理長(平成26年6月からは同師範)の
長島博氏が、黄綬褒章を受賞された祝賀会がありました。でも、受賞は昨年の
春のことだったとか。この情報、ちょっと遅い?ですよね。長島料理長とは
この間、何度もお会いしているのに、ご自分からはいっさい話題にされないので、
私も案内をいただくまで全く知りませんでした。(ん、もぉぉ・・・・)
平成20年には「現代の名工」も受賞されていますが、どんな名誉に浴されても
気さくなお人柄も、あのユーモアあふれる弾丸トークも変わりません。
10年前、「おいしゅうございます」の岸朝子さんと絶妙なトークをしている姿に
「この人こそ!」と一目惚れして以来のお付き合い。たくさんのことを
ことばで、技や味で、背中で、私たちに教えてくださっている長島料理長、 
このたびは本当におめでとうございました!!!と、温かい握手をして
桜の下を帰ってきました。

2)さて、話をもぐもぐに戻します。(農水省)
今年の春から2年間、もぐもぐは農家のご協力を得て「もぐもぐファーム」という
畑プロジェクトを、農水省の交付金を得てスタートします。(畑以外の料理教室や
パン教室ほかも、もちろんやります!)

協力農家さんが「畑は裸足で入ってほしいなあ、この感触、ぜったいディズニー
ランドより楽しいんだから」と言ったのを聞いて、「それよ、それ、それ」と私。
だって、あのTDLに勝ちたいというのは、松成、もぐもぐスタート時からの
目標でしたから。我同志を得たり、の気分なのです。
正式な参加者募集(通年家族会員制)は次回のメルマガ発行前後になると思います。
畑での収穫(ときに試食も)体験を全5回、別途料理教室を2~4回予定。
第1回は6月下旬で、畑はさいたま市東部です。
詳しくはもぐもぐ事務局までお問い合わせください。

3) もう一つ、うれしいお知らせです。(内閣府)
平成26年3月、内閣府食育推進室発行の「地域に根差した民間団体の取組
事例集」に、もぐもぐは全国12団体の一つとして選ばれ、掲載されました。
「おいしいねっ、を応援する」もぐもぐです。

食育推進 内閣府の取り組み
のなかの
「地域に根差した民間団体の取組事例集-つくって、食べて、伝え合う食育-」
(地域に根差した民間団体の取組事例調査報告書)
 のPDFの1/4のファイルの最後のページ
地域に根差した民間団体の取組事例集 MoguMogu

もぐもぐは、有名集団でも、専門家集団でもなく「普通に食生活をすることが
キツイ」と感じるママたちからスタートした、まさに生活者視点の団体ですし、
それを基にした活動です。だからウリは「上から目線じゃない食育」でしょうか。
近々、さらに取り組みの一部が「平成26年度食育白書」にも掲載される予定です。
みなさんと続けてきたこと一つ一つが花が開き、外からも認めていただけたこと、
本当に良かったと思います。
これからも、「あ、あの白書を書き換えてもらわなきゃ」というくらいユニークで
時代を反映した内容を皆さんとやっていきたいです。
応援してくださいね!

松成 容子 (NPO法人 食育研究会Mogu Mogu 代表)