〇日時 2023年9月3日(日) 10:30~13:30
〇場所 桶川市 坂田コミュニティーセンター
〇内容 冬野菜の植え付け体験
ソーセージを手作りしてホットドックで食べる + フルーツスムージー
◆冬野菜って、なんだっけ?
最高気温続きの2023年の夏、雨も降らず地面はカラカラ。それでも日本には四季があって、自動的に秋が来ると思うと楽しみですよね。
ということで、8月の終わり、もぐもぐスタッフは力と汗を振り絞って畑の夏野菜を片付け、秋冬野菜のための準備をしました。
さて、9月最初の日曜日。まだまだ外は暑いので、まずは調理室に集合。この日は12組、0歳の赤ちゃんからおばあちゃままで合わせたら総勢43名の参加となりました。
まずは、水分をもって畑に行きましょう。
途中、花壇に植わっているブルーベリーやみょうが、ラベンダーやローズマリーをみながら、畑に到着。畑には、秋に収穫の落花生や晩秋が待ち遠しい大豆たちが青々と育っています。
9月に入ったとはいえ、まだまだ暑い畑でしたが、参加の皆さんは、家族で楽しく苗の植付や種まきをしました。
ブロッコリー、キャベツに芽キャベツは苗を優しく扱いながら植えました。
大根とラディッシュ、小松菜は種を用意。大根はこんなに小さな種が大きな白い大根になるんだなんて、と驚きです。点まき、すじまきして、そっと土をかぶせます。
最後はそれぞれたっぷりと水をあげて終了です!
さあ、部屋に戻ろう。
◆豚肉を小さくして、羊の腸に詰め込みました!
ソーセージは、もともと硬い肉を美味しく食べるために小さく切って、それを動物の腸にいれてまとめた肉食民族の知恵の食べ物でした。一般的なのは豚肉を羊の腸につめるソーセージ。他にも豚、牛の腸も使われるし、中につめるものも国によって多彩にあります。
現代ソーセージに入れる肉は好みですが、プシュッ、じゅわーっのためには脂身もたっぷり入ったほうがいい。そのため今回は豚のモモ肉:脂身=4:3で混ぜます。その肉を小さく刻むのは、包丁、またはミンチャーです。ミンチャーにいれてハンドルを回すとじゅるじゅるとお肉が出てくる。これはとっても楽しい体験でした。
にゅるにゅるしぼり出したら加熱して「いただきます」
細かくした肉に水と調味料を混ぜたらしぼり袋に羊腸をつけ、肉を入れて絞ります。
肉にはコーンも混ぜました。適当な長さでねじりを入れたら熱湯にドボン。火を切って15分待つときれいに茹で上がります。それを今度はフライパンでパリッと焼けば出来上がり。
さあ、パンに挟んでいただきましょう。
ところで、今回のソーセージは茶色でもピンク色でもありません。一般のソーセージが茶色いのは、「燻製」という工程を経ているから。ピンクなのは発色剤が使われているからです。この発色剤を添加物といって嫌う人もいますが、着色料ではなく肉本来の色をきれいに定着させるうえに、食中毒予防やいやなにおいの防止にもなるから市販では使われています、とお話しました。一方「無添加ソーセージは生肉。だからこそ気を付けて扱って。無添加だからこそ、今日はすぐ加熱しましたよ」とお伝えしました。
伝わったかな???
参加者のみなさんの声
○たねを土に入れるのが楽しかった(小1男の子)
○とても小さなたねがとってもおおきな大根みたいに大きくなることを知って、びっくりしました。野菜の生命力がすごいと思いました(4年生男の子)
○きなこが大豆からできていることを初めて知りました(さいたま市 父 畑の大豆の説明を受けて)
●どうぶつのからだをいろいろなものにかえて、それがわたしたちのえいようになるのがびっくり!(小2 女の子)
●ソーセージはかたい肉から作られるのがはじめて知った(小4 男の子)
●羊の腸に具を入れるのがたいへんだったけど、おもしろかった(小4男の子)
●「無添加」は絶対的に良いものという思い込みがありましたが、添加物がすべて悪いものではないことがわかりました(さいたま市 母)
●ソーセージがとてもおいしかったです。冷凍されてないことで、肉のおいしさが違うことが発見でした(久喜市 母)
●腸の扱いが意外に難しかったです(川口市 父)
●食肉加工の食育ができてとても良い経験になりました(三鷹市 母)