「暮らしのとなりが産地です」がキャッチコピーの埼玉県。ですが、興味はあってもなかなか知らない方の畑には入りにくいものです。
そこで、今年と来年、さいたまで農業を営み続けている農家さんと手をつないで、さいたまの四季の中で作物の育ちを実感したり、土の感触を素肌に感じたりする機会を持とうと企画したのがこのプロジェクト。「買う」ことが中心の食生活ですが、育てる視点がもてたら消費行動も変わるし、地元の農地や生産者に対する見方も変わる。なにより、楽しみながら食べ物や自然と、家族一緒に親しむ時間は一生の家族の宝物になると思います。
その、第1回目が6月29日、いよいよスタートしました。
この季節のさいたまの旬は「じゃがいも」でした。
じゃがいもは、茎や葉が半分枯れたようになってから収穫期。土を掘ると、つるんと面長な美人「メークイン」と、ごつごつ素朴な男爵系の「北あかり」が出てきました。
さらに、まだ花が咲いているのに掘っていいのが「アンデスレッド」という、赤紫色のじゃがいも。メークインはしゃきしゃき、あとのふたつはホクホクの美味しさが楽しめます。
みんなで掘って集めて、みんなでわけてたっぷり持ち帰ったじゃがいもは、「土を払うだけで、水にぬらさず日陰で保存して!」と農家の島田さん。
でも、きっと保存するまもなく、みんな食べちゃったと思うけどナー。
梅雨の雨のすきまをぬって、ぎりぎりセーフのお天気で楽しみました。